B層からの脱却
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最近、「夢をかなえるゾウ2」の方も読みまして、売れない芸人が主人公なんですけど、
これね、ダイの大冒険のポップを彷彿とさせる圧倒的成長黙示録ですよ。
初作と同様にまたしてもラストで感動してザブングルばりのキメ顔で泣いてしまいました。
中盤、釈迦に煽られてハロワ前でひとり漫才するために石段へ上がるところでイトケン作曲のバトルBGMが脳内で再生されましたよ。
今回は貧乏神も登場するんですが、貧乏神の幸子さんがハロワ内で何気なく言ってたことがかなりグサッときました。
「あの人、きっとこれからも貧乏ですよ。」
「どうしてそんなことが分かるの?」
「だって、あの人は気持ちよさそうに人を責めてるじゃないですか。
人を責めたり批判したりすることが好きな人って、他人が不幸になることを望んでいる人ですから。
そういう言葉を口にすればするほど貧乏神というのはその人に近づいていきたくなるんです。」(引用)
ネットでは結構頻繁に見かけますね。
芸能人のゴシップを騒ぎ立ててアレコレ言って叩いてる人達なんてのも典型的なうだつの上がらないB層ですし、そういうのを扱うまとめサイトや2ちゃんねるを毎日眺めたところでルサンチマンの怨嗟の声に毒されて自己肯定感が下がるだけなのでさっさと決別したほうがいいです。
見るのをやめるだけでだいぶ気持ちが晴れやかになってきますよ。
※B層とは、マスコミ報道に流されやすい、比較的IQが低い人たちのこと
あと、貧乏神が提唱する貧乏になる人間の3パターンというものがありまして、
1.ドリーム貧乏
大きな夢を持っているものの、自分の夢に囚われすぎてまわりやお客さんが見えていないタイプ。
2.ガネーシャ貧乏
目先の欲求や誘惑に負け、ついついお金を使ってしまう浪費家タイプ。作中のガネーシャがモチーフ。
楽しみは後にとっておきましょう。
3.お駄賃貧乏
子どもの頃、親から手伝いしたお駄賃という形でお金をもらってしまい、大人になっても「お金」=「嫌な作業をするともらえるもの」という考えが抜けないタイプ。
このパターンから抜け出すには、もらえるお金の量はあらかじめ決まっているのではなくて、お客さんを喜ばせた分だけもらえるもの、という風に解釈するといいそうです。
もしパターンに当てはまってたら貧乏神に好かれないように改善していきましょう。
蛇足ですが、貧乏神の名前がウチの母親と同じ名前なのが読んでて地味にキツかったです。
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